Bloom University 2010年04月13日版
Hackシリーズ本で有名な小山さん、原尻さんがUstreamで開催されていますBloom University。Ustreamで流れるだけだとちょっと勿体ないのでまとめています。こちらは、小山さんと原尻さんがTwitterを見ている人と共同でテーマに沿った内容を考えていこうという番組の模様です。
「パーソナルブランディング」
Q.パーソナルブランディングをすると何がいいことがありますか?(小山さん)
A.会社に勤めたらっしゃること前提とすると会社の看板を背をわずにXXXさんだからといったことで人と繋がったり仕事が得られたりしていくのが素敵ではないでしょうか(原尻さん)
「比較から学ぶパーソナルブランディング」
- 企業のマーケティングには既にある程度型ができている。基礎で学ぶマーケティングは企業向けのものが多いとおもうけれど、個人のパーソナルブランディングは基礎的な部分が違うと思っています(原尻さん)
- 企業の論理を個人に持ってきても、またその逆でも「なんだそれ?」といった事が起きると思う(原尻さん)
対企業と対人間をTwitterを通じた議論を通じて進めてゆきました(対人間部分は初期空欄でした。Twitterで投稿された内容を埋めています)
対企業 | 対象 | 対人間 |
使命 | 始まり | 欲求、興味、好き、夢、希望 |
市場シェア | 行動 | ファンを増加させる |
ターゲット | 顧客関係 | - |
戦争論 | 理論 | 共生論、自己組織化理論、Win-Win、Make Peace論 |
マス・メディア | メディア | ソーシャルメディア |
一方通行 | 情報 | 双方向 |
忠誠心 | 心理形成 | 信頼、愛情、向上心 |
仕事時間 | 生活時間 | 生活時間 |
使命
Q.個人でも状況よって無理に使命が下る場合もあるから、始まりは強制的な要素もあるのでは?(小山さん)
A.議論の余地はあるとおもうけど、自分から始める要素がいいと思うので「夢」とか「好き」とかがいいんじゃないかなあ(原尻さん)
- 企業は最終的に収益を上げていかなくてはならないという使命を持っている(小山さん)
- 個人はそこまでお金に関するモノだけではないからブランディングのときに違いが出てくるんじゃないだろうか(原尻さん)
行動
- 企業の場合は、シェアをいくら取る。市場で戦うという事を進めてゆくけれど、個人を中心にしたときには戦はなくてもいいのではないんじゃないだろうか(原尻さん)
- 個人の場合ファンを増やしてゆくというのは非常にいい発想かもしれない(原尻さん)
- 個人でファンを増やしていくにはシェイクハンドしてゆくという姿勢が大切と思う(原尻さん)
- 対個人でがっちり組み合わないで、うまく交わしてゆく事が大切になっゆく(小山さん)
理論
メディア
- 個人にはソーシャルメディアがメディアになるでしょう(原尻さん)
- しかも一方通行でなく双方向で情報をやりとりできる点が新しくて大切(原尻さん)
心理
- 忠誠心とはちがって、人に向ける心理は別のモノがあるんでしょう(小山さん)
- 自分だけでなくて一緒に何かできるというところがいいんでしょうね(原尻さん)
生活時間
- ライフワークが個人の生活時間になるとおもう(原尻さん)
原尻さんのサンプル回答
対企業 | 対象 | 対人間 |
使命 | 始まり | 好奇心 |
市場シェア | 行動 | つながり |
ターゲット | 顧客関係 | パートナー |
戦争論 | 理論 | ネットワーク論 |
マス・メディア | メディア | パーソナル(ソーシャル)メディア |
一方通行 | 情報 | インタラクティブ |
忠誠心 | 心理形成 | 自己実現 |
仕事時間 | 生活時間 | 生活時間 |
Q.好奇心はどうしたらいいですか?(小山さん)
A.いろいろ試してダメなら次のをさがすようにまず試してみるのがいいんではないでしょうか(原尻さん)
Q.つながりとかは例えばMixiとかのオフ会でもいいですか(小山さん)
A.まずは一歩動いてみるというもがいいと思います(原尻さん)
A.実際に1つ仕事を一緒にやってみると、その人がどんな人かよく分かります。いつかだと、そんなタイミングはこないのでまず大胆に一歩踏み出してみます(小山さん)
この後、話を聞いていてメモが追いつきませんでした。動画でご確認くださいm(_ _)m
まとめ
- ソーシャルメディアの世界では会社人としての発言はするのではなくて、自分としての発言を分けるのが大切だと思う(原尻さん)
- ただ、自営業やアーティストの方のように会社と個人が重なっているような人の場合は、分ける必要がない場合も多いし、twitterといったメディアはそうした方に強いとおもう(原尻さん)
- 会社のミッションと同じベクトルにして存在する興味のあることを見つけて個人プロジェクトとして勧めてゆくのはすばらしいかも(小山さん)
- 企業のなかで活動してゆくことで、結果としてパーソナルブランディングができる場合もありますので、個人と一致するものを見つけるのも大切(小山さん)
次回は4/20の予定だそうです